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孝子丸が出来るまで

4月 接ぎ木 冬の寒さにじっと耐えていた柿の木も、春になり新芽が芽吹き、 養分が活発に動き始める前に、「接ぎ木」の作業をします。庄内 柿、孝子丸は「種無柿」ですので新しく植栽する場合や品種の更 新をする場合は接ぎ木の作業をします。
5月 花と小さい実  白い小さな王冠のような柿の花が咲きます。  そしてやがて小さな緑色の実になります。  一枝に3~5の花実がなりますので、大玉の柿作りのためそのうち1個だけを残し「摘蕾,摘果」します。
6月
7月 下草刈り  雑草に養分を吸い取られてしまわないよう下草刈りをします。伸びたら刈りまた伸びたら刈りで、  収穫まで数回下草刈りします。また、柿の葉や実、木などが虫や病気にやられてしまわないよう、  消毒防除を数回行い大切な柿を守ります。
8月
9月 ネット掛けと色付いた孝子丸
  収穫期の10~11月にかけ、当地では気候の急激な変化などで突然”雹”(ひょう)が降ってくることがあります。   その雹が収穫前の紅く色づき大きくなり始めた柿を直撃し、果肉に穴を開けたり、表面に押し傷、すり傷などをつけ、   せっかくの柿の収穫がだいなしになってしまいます。それを防ぐために降雹被害から柿を守るために果樹園全体の柿   の木1本1本に全部”防雹ネット”をかけます。
10月 柿もぎ
  いよいよ収穫です。収穫期になった柿は押し傷に非常に弱くちょっとでも擦れたりぶつかったりしても黒く押し傷になってしまうので、 もぎ取りにはとても神経を使います。一年の収穫が最後のもぎ取りでだいなしになってしまうかどうか、この「もぎ取り」は一番大変で難しい作業です。   そして脱渋作業です。収穫した柿を「渋抜き」する作業です。我が家では昔ながらの”焼酎ざわし”で渋抜きしています。   食べられるようになった柿を重さごとに選別し、我が家ブランドの箱に並べ箱詰めし、託送、直販、市場へと出荷します。
11月 収穫と脱渋作業
選果作業
12月

1月

2月

3月

剪定  春までの間の冬期間に次の収穫に向け、柿の木、枝の「剪定」作業を行います。  樹勢を整えたり、翌年の安定した結花、結実を考えて剪定を行います。
皮削り  収穫が終わった後、実りの秋に養分を使い切った木に”お礼肥”の肥料をやります。  そして冬期間の鼠害に備え、根っこ周辺の草けずりをし、根本の幹に金網を巻き越冬の準備をします。